南吉作品の読み広げへ


「新美南吉たんけん」が深まってくると、自然に読書量も増えてきます。
「ねえ、おじいさんのランプ読んだ?」
こんな会話も、教室のあちらこちらで聞かれるようになります。読んだ作品数を競い合 う姿も見られます。
5月末の段階では、子どもたちに読まれた作品が次の表のようになりました。

・牛をつないだ椿の木 ・最後のこきゅうひき ・ひゃくしょうの足、ぼうさんの足 ・がちょうのたんじょう日 ・花の木村とぬすびとたち ・足 ・ごんぎつね ・うさぎ ・おじいさんのランプ ・くまの子 ・赤いろうそく ・げたにばける ・和太郎さんと牛 ・みちこさん ・こどもの好きな神様 ・先生の子 ・こぞうさんのおきょう ・ひよりげた ・でんでんむしのかなしみ ・かんざし ・うた時計 ・こうし ・かげ ・狐

子どもたちの間には、おもしろい物語の情報やおもしろくない物語の情報が自然に話
題にのぼるようになってきました。
すると、自分たちの班でおもしろい物語の紹介をしてみようという声があがってきま
す。各班で、次の物語について、読書紹介に取り組むことになりました。

男子1班 「和太郎さんと牛」 女子1班 「牛をつないだ椿の木」 2班 「赤いろうそく」 2班 「狐」 3班 「花の木村とぬすびとたち」 3班 「がちょうのたんじょう日」 4班 「こぞうさんのおきょう」


ガンバルゾ 南吉物語のコマ−シャル 今日、6時間目に、図書館で班会議をしました。南吉さんの本を読みあって、どのお話が おすすめかという、コマ−シャルの童話を決めました。 私たちの班は、第1きぼうが「牛をつないだつばきの木」で、第2きぼうが「赤いろうそ く」です。私は、いっしょうけんめいせん伝して、みんなが知っているお話にしたいです。 5/30 S子

○ 読書紹介の発表から
ここで、「がんばり表」(評価カード)に書かれた作文によって、読書紹介新聞の発
表会で の子どもたちの活動を見ていただきたいと思います。
ところで、私たちは、自己評価と相互評価、二つの評価を大切にして、子どもたちの
指導に あたってきました。
自己評価は、自分でふりかえる評価です。自分のがんばりをふりかえり、作文に書く
ことに よって、子どもたち自身が自分でがんばれたことに満足して、喜びを見い出せる
と考えていま す。逆に、まだまだ足りないことや、さらにがんばっていきたいことも自
己評価では見えてき ます。これは、明日につながる意欲です。このように、自己評価を
積み重ねていくことによっ て、学ぶ喜びと新たな意欲とを、自ら自覚していけるものと
考えています。
相互評価は、お互いに認め合う評価です。友達どうしで、良さを認め合い、工夫やが
んばり を見つけ合うことです。友達の中に意外な面を発見したり、自分でも気づかなか
った良い面を 見つけてもらったりという、認め合い・励まし合いの評価です。このよう
な相互評価を続けて いくことによって、学び合う姿勢が育つものと考えています。
−自分自身のがんばりを振り返る自己評価−

今日、「がちょうのたんじょう日」の新聞の発表会をしました。 まりなちゃんが、「今から女子3班の発表を始めます。」と言った時、私はドキッとしま した。「はじめに、あらすじをしょうかいします。」と、まりなちゃんが言いました。そし て、どんどんみんなが終わっていって、わたしの番が来ました。 「次は、動物おもしろベスト5です。」私は、なるべく大きい声を出したいな、と思いな がら話し出しました。けいなちゃんも話し終わって、まりなちゃんが、「これで、女子3班 の発表を終わります。」と言って、みんなの質問を聞いて終わりました。 すると、先生が、「新聞をさしながら、やったほうがいいよ。」「3班は大成功。」と言 ってくれて、とってもうれしかったです。 7/10M子

−友達のがんばりを認め、学び合う相互評価−

今日の5時間目は、発表会。 やっぱりきたいしているのは、3班。本当にすごい!! 順々にちゃんとやっていって、わざわざこのお話を新美南吉さんがどこで書いたか?なん て、調べるなんて、すごい。「がちょうのたんじょう日」なんていう短いお話から、とこと んてっていてきに調べて。私は、「がちょうのたんじょう日」読んだことあるけれど、もう 1回読んでみたくなりました。 3班ってすごいな!って、思いました。3班のいいところを参考にして、3班に少しでも 近づきたいです。 7/10 S子

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